2018年10月22日

「Side Fit」という考え方 ~ブリーチャー七変化~

こんにちわ! shu oisibbです。
今回は私がLow-secのSolo PvPで愛用しているブリーチャーのFitについてお話しようと思います。

私は普段、T1FG全般と一部の海軍FGをターゲットに、Low-secのFW区域であるBlack Rise方面をブリーチャーで飛び回りながら対戦相手を探しています。
しかし、ローミング中に遭遇する多種多様な船に、普通のブリーチャー1機で対抗するというのは至難の業です。

例えば、普通の近距離仕様のブリーチャーでは、MWDを装備して遠距離から攻撃してくるカイト艦に対して対抗手段がありませんし、Overdrive Injector System II 等を装備して通常よりスピードを強化したトーメンターやインカーサスに対しても、レンジコントロールが難しく、攻撃をもろに受けてしまう為、不利になります。

もちろん、あらかじめ活動拠点(ステージング)を設けておき、数ジャンプ範囲のシステム内で戦うのであれば、相手に応じて船を変えてしまうという手段もありますが、戦えそうな相手を前に数ジャンプ戻ってリシップするというのは、フリートであればともかく、ローミング形式のSolo PvPにおいては無駄が多いと言えます。



【「Side Fit」という考え方】

トレーディングカードゲームの世界には「サイドデッキ」や「サイドボード」と言われる、メインデッキと入れ替え可能な予備カードの制度があります。
それと同じように、いわば「Side Fit」とでも言うべき、換装用のモジュールをインベントリに入れておき、zkillboard等で予測した相手のFitに合わせて、ステーションやシタデルでモジュールを換装して戦えば、自分と相性の悪い船にも対抗出来るようになります。

これは同時に、1機で倒せる敵の数(範囲)が多くなるという事でもあり、1機で出来る事が増えれば、複数の船を用意するといった手間やコストを減らす事にも繋がりますし、不意のフリートに際してもタックラー用に船をリシップする必要が無いので、フリートアップの時間を大幅に短縮する事にもなります。

こうした考えに基づき、私のブリーチャーは、相手に応じてMid/Low Slotのモジュールを換装し、ローミング中でも様々な船(Fit)に対応出来るように作ってあり、AB・MWDのどちらを装備した状態でも、Ballistic Control System II 、Energized Adaptive Nano Membrane II 、Overdrive Injector System II のいずれか1つを搭載して「攻・防・速」の性能を選択的に強化できるようにしてあります。
特殊なものも含めるとFitのパターンは全部で7つあり、下記の通りとなります。



【R0(Main Fit)】
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[Breacher, R0]
Damage Control II
Energized Adaptive Nano Membrane II
Small Ancillary Armor Repairer

Medium Ancillary Shield Booster
Stasis Webifier II
1MN Afterburner II
Warp Scrambler II

Rocket Launcher II
Rocket Launcher II
Rocket Launcher II

Small Auxiliary Thrusters I
Small Processor Overclocking Unit I
Small Auxiliary Nano Pump I


Hobgoblin II x2

Mjolnir Rage Rocket x300
Caldari Navy Scourge Rocket x150
Caldari Navy Inferno Rocket x150
Navy Cap Booster 50 x36
Caldari Navy Mjolnir Rocket x300
Nova Rage Rocket x300
Caldari Navy Nova Rocket x390
Nanite Repair Paste x32
Nova Javelin Rocket x150
Mjolnir Javelin Rocket x150

【R0(Side Fit)】
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[Breacher, R0(side fit)]
Overdrive Injector System II
Ballistic Control System II

5MN Y-T8 Compact Microwarpdrive
Fleeting Compact Stasis Webifier
Faint Epsilon Scoped Warp Scrambler

【カタログスペック(Main Fitの場合)】
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1.Main Fit(防御型)
防御力と機動力のバランスを重視したマルチタイプで、近距離戦における基本形です。
この状態でも、平均的な攻撃型T1FGより足が速い為(AB装備時1293m/s)、このままでも大抵の近距離艦に対してレンジをコントロール出来ます。
特に、マーリンやケストレルといったDual WEB Fitが予想される船や、近距離仕様のトリスタン、軽量FGのエクスキューショナーといった、速度の優位性が活かしづらい相手に対して、防御力で対抗する場合に用います。


2.高機動Fit
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・Main Fitとの変更点
Energized Adaptive Nano Membrane II (out)
→Overdrive Injector System II (in)
防御力を犠牲にする代わりに、スピードを強化したタイプで、主にインカーサスやトーメンターといったタレット艦を相手にする際に使います。
AB装備で1442m/sという軽量FG並のスピードが出せる為、Dual Prop仕様のファイアテイルやアトロン、リフター等、メインFitのスピードで対抗出来ない可能性がある相手と戦う場合にも用います。


3~5.アンチカイトFit(高速戦闘型/乱戦仕様/タックラー仕様)
アンチカイトFit.png
・Main Fitとの変更点
1MN Afterburner II (out)
→5MN Y-T8 Compact Microwarpdrive (in)
Energized Adaptive Nano Membrane II (out)
→Overdrive Injector System II (in)

・乱戦仕様/タックラー仕様
Overdrive Injector System II (out)
→Ballistic Control System II (in)
→Energized Adaptive Nano Membrane II (in)
カイト艦全般に対抗する為のFitで、トップスピードは約3900m/sを叩き出し、スライサーはおろか、条件付きですがガルムを捕まえる事も出来ます。
なお、ポイントした相手はMWDが止まり、WEBも当たっているはずなので、Rage弾を用いた方がダメージ効率が高いです。
また、WEBをメタ品(Fleeting Compact Stasis Webifier)に切り替えて、CPUリソースを空ければ、他のLow Slotモジュールと交換する事も可能です。

また、スクラムを落としたタイプのDual WEB Fit艦や、ディスラプターを用いたWEB持ちのミドルカイト艦に対して、MWDで強引に速度有利の状況を作り出す為に使う事もあり、何かと応用の幅が広いタイプです。
ただ、キャパシタを大量に消費する為、長期戦には向かず、きっちりキャパシタを管理しておかないとSAARが回らなくなります。


6.火力強化Fit
火力強化Fit.png
・Main Fitとの変更点
Warp Scrambler II (out)
→Faint Epsilon Scoped Warp Scrambler (in)
Energized Adaptive Nano Membrane II (out)
→Ballistic Control System II (in)
Dual Tank Fitのインカーサス等、防御力や速度よりも火力が求められる場合に用います。
少数フリートの火力支援艦としても使い勝手が良いですが、スクラムかWEBをメタ品に変えて、CPUリソースを空ける必要があります。
コンセプト上、火力を高める事が目的となる為、Solo PvPにおいてはスクラムをメタ品(Faint Epsilon Scoped Warp Scrambler)に切り替える事が多いです。


7.Dual WEB Fit
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・Main Fitとの変更点
Warp Scrambler II (out)
→Fleeting Compact Stasis Webifier (in)
Dual WEB Fitのファイアテイルや、スクラムを落としたタイプのDual WEB Fit艦等、メインFitの防御力では対抗出来ないDual WEB Fit艦への対抗策として使う事があります。
イレギュラーなタイプとなる為に滅多に使いませんが、いざという時、役に立つ事があり、こちらもLow Slotは自由に入れ替え可能です。
私のブリーチャーはリグの構成がアーマー強化になっている為、MASBを落としても良いのですが、防御力が大幅に低下する為、撃墜というよりは撃退を主眼に置いて、スクラムをオミットする事が多いです。
相手を落とせたら御の字というスタンスのFitになります。



ブリーチャーの他にも、Low-Slotが4つあるトーメンター・インカーサス・リフター等であれば、Overdrive Injector System II をインベントリに忍ばせて、Adaptive Nano Plating II と適宜使い分けたり、リソースやキャパシタ消費に多少余裕があるなら、MWDを持つのも良いのではないかと思います。
また、自艦がカイト艦だった場合、同じカイト艦への対策としてあらかじめスクラムを持っておき、必要に応じてポイントを交換して、アンチカイト艦に早替りする、というのも良いかもしれません。



【Side Fitの注意点】

こうした考えは、あくまで「弱点を補強する」という事を主眼に置いたものである為、コンセプトをがらっと変えたり、メインのFitが滅茶苦茶になったり、CPU/PG UPモジュールを多用するというのは、あまり好ましくありません。
また、交換が出来ないリグとのシナジーを無視したような予備モジュールを積む事も、リソースを却って無駄にしてしまい、性能を落とす事に繋がります。
あくまで、自分が苦手な相手に対してメタを張る為のものになりますので、取り入れる際は、基本コンセプトから逸脱しない程度にしましょう。


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2018年10月16日

Dual WEB Fitとカイト艦(カイトの注意点や練習法)

さて、前回はLow-secのSolo PvPにおける「強いT1FG」と、Fit構築時の指標にすべき「性能の基準」についてお話をしました。
ただ、前回は割とスタンダードな近距離タイプの船にフォーカスしたお話をしたので、今回は近距離艦に対抗出来る他のFitコンセプトについて触れたいと思います。



【Dual WEB FitとカイトFit】

普通の近距離艦は多くの場合、Mid Slotに「AB・WEB・スクラム」を1基ずつ載せた構成になっています。
また、12機ある戦闘タイプのT1FGのうち、8機はタレット艦であり、Solo PvPでは大抵、近距離艦としてFittingされています。

特に、前回挙げたトーメンターやインカーサスは、優れた攻撃性能とトータルバランスを持った近距離タレット艦ですが、タレットは射程距離やトラッキング性能の関係上、短距離砲(ブラスター等)なら7000m以遠で、遠距離砲(ビームレーザー等)なら500mでオービットする事で、およそ半分~1/3以上(ほぼノーダメージの状態)までダメージが減衰するという致命的な弱点を抱えています。(ブラスターに対して500mオービットするだけでも、半分程度ダメージに差があります。)
つまり、いくら高い攻撃力を持ったタレット艦と言えど、速度面で大きく差をつけられタレットの攻撃が当たらない状況に持ち込まれれば、本来の高い攻撃力を発揮する事は出来なくなるという事です。

こうした弱点を突けるのが、WEBを2基搭載してスクラムレンジ内でのレンジコントロール性を高めたDual WEB仕様の船や、MWD等を使って高速で15~20km台の距離を維持し、スクラムレンジ外から遠距離攻撃を仕掛けるカイト艦になります。

まず、それぞれの特徴をおおまかに見てみましょう。



-Dual WEB Fit-

Dual WEB Fitは、WEBを2基を装備する必要がある為、ABとスクラムも載せようとすれば、必然的にMid Slotが4つ必要になります。
T1FGの中でMid Slotを持つFGは、ブリーチャーケストレルマーリンコンドールスラッシャーの5機となる為、この5機については、Dual WEB Fitの可能性を考慮する必要があります。
特に、Low-secで用いられる事の多いブリーチャー、ケストレル、マーリンの3機については注意が必要であり、さらにスクラムレンジ内で特定の交戦レンジを持たないロケット艦はタレット艦にとって大きな脅威になり得ます。

ただし、元々Mid Slotが多い船は本来シールドタンクに適性を持っている事が多い為、防御力が犠牲になりがちです。
また、WEBを2基起動し続ける上にほぼ確実にアーマータンクとなり、何かとキャパシタ消費が多めになるので、Neutに弱いという弱点もあります。

その為、ロケット艦やトリスタンのようなドローン艦との戦いでは防御力不足に陥る上に、後述するカイト艦に対する対抗手段がなく、少々極端なFitコンセプトであると言えますが、タレット殺しのSolo艦としては、無視できないものがあります。

タレット艦側の対策としては、序盤のうちに高火力で出来るだけ大きなダメージを与えるか、遠距離砲を使いつつ、Neutを1基載せておき、近づいてくる船のキャパシタを吸い上げてしまうといった方法がありますが、正直Dual WEB艦に軍配が挙がる事が多いと思います。



-カイト艦-

15km~20km台を速度3000m/s以上のスピードで高速移動しつつ、スクラムレンジ外から攻撃するカイト艦は、Solo PvPでは定番のFitの一つです。

24km以上の遠距離から攻撃出来る手段さえあれば、どんな船でもカイトFitに仕上げる事が出来る為、Solo PvPにおいてはいかなる相手であっても、常にカイトFitである可能性を考慮に入れておく必要があります。
特に、カイト艦として用いられる事がありながら、近距離Fitも存在するトリスタンは、実戦においてカイト艦なのかどうかが非常に読みづらい曲者として恐れられています。
構築時はDPS100以上、MWD装備で速度3300以上(AB装備の場合は1500m/s)を目指すと良いでしょう。

基本的にはMWDとワープ妨害器を用いたタイプが主流であり、Low Slotやリグで火力とスピードを補強するといった構成が多いのですが、アトロンのように元々足の速い船の場合、ABを装備して15km台をカッチリとキープするミドルカイトFitというタイプもごく少数ながら存在します。

なお、MWDを装備したカイト艦は、スクラムが当たるとMWDが止まってしまう為、素早く旋回出来るように Nanofiber Internal Structure II 等を使って、最高速度と旋回性能の両方を強化している事が多いです。(ちなみに、EVEにおいては旋回性能を上げる事で、より早くトップスピードに到達する事が出来ます。)

また、相手が逃げないように高速でワープ妨害器のポイントレンジをキープしつつ、オーバーロードしたWEBが届く(スクラムが届く可能性が出てくる)13kmより内側へ入らないようにする必要がある為、操艦がかなり難しいという難点もあります。


-カイト操艦時の注意点-

ちなみに、船に与える指示の一つである「オービット」は一度指示を出した後は、相手との距離に変動があってもあまり(というか全く)反応してくれません。
このような状態に陥ると、相手が近づいてきたり離れていったりしても、予定したコースを忠実に飛び続け、最終的には一方向に向かってどこまでも永遠にすっ飛んでしまいます。

そこで(これは私個人の我流の操艦方法になりますが)、こういう時は一度「一定距離を保持」等の指示を出して、1秒程度の間を空けた上で、もう一度「オービット」の指示を出せば、再び「オービット」で指示した距離を維持して旋回を始めてくれます。

近距離カイトでも同じ事が言えるので、相手との距離に1~2km程の変動があった場合は、一旦「一定距離を保持」の指示を出してから、直後にもう一度「オービット」を指示しましょう。(私は大体5~10秒に1回はこの操作をやってます。)

ついで言うと、「オービット」と「一定距離を保持」は大体同じくらいの距離をあらかじめ指定しておくと良いです。
特に、遠距離カイトの場合、相手との距離が13km以下になれば即アウトなので、両方とも大体17~19km程度に設定しておくと、相手がスリングショット(一度離れて、もう一度全速力で突っ込んでくるカイト艦へのアンチマニューバ)を仕掛けてきた時も対応しやすくなります。



-接敵時の注意点-

・・・もっとついでに言うと、Low-secのPvPにおいて、カイト艦は大抵アウトポスト内で、ワープ先であるビーコンに対してある程度、距離を取って待ち構えている事が多いですが、待ち構える際の距離は20km台よりも、すこし近めの15kmくらいにしておいた方が良いです。
20km台では、交戦開始時に相手に向かって近づくような動きになってしまい、初動で相手に捕まる可能性が高くなりますが、あらかじめ短めの距離で待ち構えておけば、相手がこちらに対して接近してきても、自分は相手から離れるように動く事になる為、捕まる可能性が低くなります。
この時、自分のMWDを1~2サイクル程度オーバーロードしておけば、同じMWDを搭載するアンチカイト艦に対しても、確実かつ安全に距離を取れる可能性があります。(さすがに元々の速度で負けていた場合はどうにもならないですが・・・。)

・・・・・・もっともっとついでに言うと、EVEにおける物体間の距離の表示は結構インチキなので、例えば、相手と自分の距離が近づいてる時、自分の画面上の表示では15km台となっていても、実際には13km以内まで「近づいてる事」になっている場合があります。
酷いと13km以遠(17km台とか)でポイントされてしまう事があるので、あまり画面上の数字ばかりをアテにせず、自分の勘で距離間を掴めるくらいまで走り込むといいでしょう。



-shu oisibb流カイト練習法-

特に、Hi-secのアステロイドベルト(NPCが出てくるSS)で、鉱石やNPC相手にオービットとキープレンジの切り替えの練習をしたり、スリングショットを想定した動きの練習を毎日やっていれば、操艦技術はそれなりに鍛えられます。

旋回時の速度変化や、どれくらいの距離でどのくらい角速度が付くのか等、戦闘時では注力して見ていられないような事をジックリ見ておく事が出来ます。
よく観察すれば、自分の組んだ船の特徴や、様々な挙動の前兆に気づく事が出来るようになるので、これからPvPを始める人には是非一度やってみて欲しいと思います。



さて、次はいよいよ、私のブリーチャーについてお話をしたいと思います。
(次回へ続く)
posted by shu oisibb at 02:54| Comment(0) | PvP考察集(Fit構築・戦術等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月10日

Low-sec Solo PvPに強いT1FGとFit構築時の指標

こんにちわ!shu oisibbです。
今日はLow-secのSolo PvPで強いT1FGと、私なりに考えるFittingのポイントについてお話をしたいと思います。



【強いT1FGとは?】

まず、戦績(zkillboard)の観点から考えてみると、12機ある軽量・攻撃型T1FGの平均勝率は約58%、単独撃墜率(Solo)の平均は約15%となり、これらの戦績を上回る船がSolo PvPにおいて優秀なT1FGという事になります。
この中で、最も勝率と単独撃墜率が高いT1FGはブリーチャーとトーメンター、次いでインカーサスやトリスタンとなります。
また、4機のTop Systemを見ると、大体8割がLow-secのFW地域で使われている事がわかります。

Breacher(ブリーチャー)
 -勝率65%、単独撃墜率26%、過去3ヶ月の使用者:約9000人
Tormentor(トーメンター)
 -勝率60.7%、単独撃墜率27%、過去3ヶ月の使用者:約7000人
Incursus(インカーサス)
 -勝率58%、単独撃墜率21%、過去3ヶ月間の使用者:12000人
Tristan(トリスタン)
 -勝率59.0%、単独撃墜率20%、過去3ヶ月の使用者:約35000人
 ※ただし、トリスタンについては、最近の勝率が著しく低いです。
  (現在、勝率48%、単独撃墜率18%)

つまり、統計的に考えれば、これらの船がLow-secのSolo PvPにおいて「強い船」であるという事になります。



【Fit構築時の指標(性能の基準)】

Solo PvPをする側(上記の船を相手取って戦う側)の立場から考えてみると、上記の船については単艦での戦闘能力が他の船より高く、1on1で交戦する可能性も高い船という事になるわけなので、例え自分が4機のうちいずれかを使うにしても、あらかじめFit構築の段階から各艦を仮想敵として考慮に入れておく事が望ましいという事になります。
では、その為の具体的な基準について、4機の性能や特徴を加味しつつ考えてみたいと思います。

まず、PvP艦の基本的なFittinセオリー戦い方についてはWikiを見てもらうとして、各船のスロット構成やスタンダードFitの特徴を確認してみましょう。

各船の代表的なFitの特徴 (EVE Online Japan Wikiより)
Breacher(ブリーチャー)
 -主武装:ロケット+ドローン2機(攻撃範囲:スクラム圏内全域、DPS約120)
 -防御方式:シールド・アーマータンク(実効ダメージ約4500以上タンク可能)
 -速度:1200m/s前後(MWD装備時:約3500m/s)
 -スロット構成:3/4/3
 -主な戦い方:近距離カイト型(ただし至近距離の戦闘も可能)

Tormentor(トーメンター)
 -主武装:ビームレーザー+ドローン2機
  (攻撃範囲:5000~9000m以上、DPS約200)
 -防御方式:アーマー・ハルタンク(実効ダメージ約3000以上タンク可能)
 -速度:1100m/s前後(MWD装備時:約3300m/s)
 -スロット構成:3/3/4
 -主な戦い方:近距離カイト型(至近距離での戦闘不可)

Incursus(インカーサス)
 -主武装:ブラスター+ドローン1機(攻撃範囲:0~4000m台、DPS約200)
 -防御方式:アーマー・ハルタンク(実効ダメージ約4500以上タンク可能)
 -速度:1100m/s以上(MWD装備時:約3300m/s)
 -スロット構成:3/3/4
 -主な戦い方:至近距離型

Tristan(トリスタン)
 -主武装:ドローン5機+タレット or ニュート
  (攻撃範囲:40km以上、DPS約180)
 -防御方式:アーマー・ハルタンク、カイトFitの場合は主にシールド
  (実効ダメージ約3500以上タンク可能)
 -速度:1000m/s台(カイトFitでMWD装備時:約3300m/s)
 -スロット構成:3/3/3
 -主な戦い方:至近距離型~カイト型、及びニュート型



これらの船の特徴や性能を比較してみると、(AB・スクラム・WEBを装備してるとか、ダメコンを載せてるとかの基本は除き)概ね下記のような共通点がある事が分かります。

(全艦共通)
・Mid slotとLow slotが3~4つ備わっており、Fitの拡張性に優れている。

(部分的に共通)
(1).オーバーロード時のDPSが200を超えるか、約4500以上の実効ダメージをタンク出来る。
(2).AB装備時の最高速度が1100~1200m/s台に達し、MWDを装備する事で3300m/s以上に達する。
(3).主武装の有効射程距離がスクラム圏内全域をカバーするか、それ以上に達している。

特に、上記(1)~(3)の条件をより完璧にクリアしている船は、それだけ戦績が優秀な傾向にある事がわかります。

つまり、Low-secのSolo PvP用にT1FGのFitを構築する際は、これらの条件を基準にして「攻撃力/防御力」「スピード(レンジコントロール性)」「射程距離(交戦レンジ)」を考えていけばよいという事になります。

さらに突き詰めていけば、上記(1)~(3)の条件のうち、普通に組んでいては達成できない要素を、何らかの別の方法で擬似的に補い、上記の前提を覆す事も有効であるという事になります。(Dual WEB Fitのケストレルやカイト艦等)

ちなみに、私がSolo PvPでよく使っているブリーチャーのFitは、基本的に上記の条件に基づいており、(1)と(2)の条件を確実に達成させる為に、防御力と速度に重点を置いています。
こうなった理由は他にもあるのですが、それについては、次回の内容にも関わってくるので、その時に詳しくお話したいと思います。



(続く)
posted by shu oisibb at 03:22| Comment(0) | PvP考察集(Fit構築・戦術等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする