2021年10月07日

shu oisibb流 Solo PvPで勝率を上げるコツ②

こんにちわ! shu oisibb です。

前回はFitの3すくみやスピードと射程距離の関係(レンジコントロールの概念)についてお話しましたが、今回はその続きという事で「攻撃力」「防御力」についてお話したいと思います!



5.船の攻撃力と防御力を見てみよう!

まずは船毎にどれくらいのポテンシャルがあるのか、スタンダードFitを基にグラフを作ってみたので、自分がよく乗る船とどこが違うのか見比べてみましょう!
ちなみにスタンダードFitについては、下記wikiに記載されている各船のモデルFitを参照すると良いかと思います。

・Frigate(EVE Online Japan Wiki)
https://eveonline-japanwiki.com/ship/frigate

もちろん実際の能力はFitやスキル、ブースターやインプラントの有無等によってピンキリですが、大雑把な目安としては概ねこんな感じになります。

【船毎のDPSと攻撃属性の一覧】
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※スキルMAX+DPS UPモジュールを1つ載せた場合の数値です。
※ケストレルとスラッシャーについてはロースロットが2つしかなく、DPS UPモジュールを載せる余裕がない場合が多いので、未装備の状態で算出しています。


【船毎のタンク量と防御方式の一覧】
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※スキルMAXの場合の数値です。
※MASB(中型補助シールドブースター)の回復量は海軍仕様キャパシタブースター50を装填して9サイクル回した場合の数値です。
※SAAR(小型補助アーマーリペアラ)の回復量はナノマシンリペアペイストを装填した状態で8サイクル回した場合の数値です。

※MEM=マルチスペクトル電磁加工装甲
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※MC=マルチスペクトルコーティング
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※MSE=中型シールドエクステンダー

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・覚えておいた方が良い事

1.高火力艦の代表格
T1FGの中で最も火力が高いのはブラスター艦全般とトーメンターです。
この辺りの船は相手の攻撃に耐える事よりいかに自分の攻撃を相手に当てるかいった事を念頭に置いて、Fittingや操艦をする事が基本になります。
こういう船を相手に戦う場合は火力に要注意です!
また、リフターのオートカノンやケストレルのロケットもDPS UPモジュールとリグを装備した状態で、相手の弱点属性に合わせた弾薬を使えば同じくらいの火力を出せます。


2.高火力艦はアクティブタンク艦に強い
上記のような船の直撃弾を受け続けた場合、普通のアクティブタンク艦ではMASBやSAARを回し切る前に落ちる可能性が高いです。
特に近距離艦の防御方式はほとんどがSAAR+ハルタンク(後述)なので、大抵の船は15~20秒前後で落ちるはずです。
また、Dual Rep仕様(※1)のインカーサスやStable Fit(※2)のブリーチャーなんかは、相手の回復量以上の高ダメージを与えてごり押しするか、ニュートでキャパシタを止めない限り倒せません。
こういった船を倒せるのは高火力艦のメリットの1つと言えます。
※1 Dual Rep=アーマーリペアラのような防御モジュールを2つ搭載したタイプ
※2 Stable Fit=装備している全モジュールを回してもキャパシタが安定するように作られたFit



3.高火力艦は後続が来る前に相手を倒せる
T1FGの場合、アクセラレーションゲート前に到着→ゲート起動→ロックオン完了までにかかる時間は約25秒前後となりますが、上述した通りブラスター艦やトーメンターくらいの火力であれば、大抵の船は15~20秒前後で落とせます。
なので、戦闘開始直後に他の船がDスキャンに映ったとしても、後続が来る前に相手を倒せる可能性が高いです。
もちろんちゃんと攻撃を当て続ける事が出来ればの話ですが、ローカルの人数が多い(Dスキャンに映る船の数が多い)場合や、相手に味方がいると分かっている場合でも積極的に勝負を仕掛けられる、というのも高火力艦のメリットの1つであると言えるでしょう。


4.高タンク艦の代表格
一方、防御力については断トツでパニッシャー、次いでブリーチャー・インカーサスが上位に挙がります。
特にパニッシャーはレジスタンス率も含めて断トツの防御力を誇りますが、ミドルスロットが2つしかなくレンジコントロールの面で他の船に後れを取る為、Solo PvPではブリーチャーやインカーサスの方が総合力で勝ります。
あと、近距離仕様のトリスタンなんかも全T1FG中最もハルHPが多い為、終盤で粘り強くタンク出来ます。
これらの船についてはタンク力に要注意です!
また、トーメンター・リフター・インカーサスのようなロースロットが4つある船は、マルチスペクトルコーティングや200mmアーマープレート等を装備してアーマーの防御力を上げている事が多い為、他のSAAR+ハルタンク仕様の船より若干硬めになります。


5.大抵の船はSAAR+ハルタンク(小型横隔壁リグ3積み)
基本的にT1FGはスロット数が3~4つくらいしかない上に、近距離仕様にするとミドルスロットがAB・WEB・スクラム等で埋まる事になるので、必然的にほとんどの船はSAAR装備+ハルタンクとなります。
マーリンとケストレルなんかは本来シールドタンクに適性のある船ですが、Solo PvPではDual WEB仕様にする事がほとんどなのでやはりSAAR+ハルタンクになります。
こうしたSAAR+ハルタンク方式の場合、弱点となる属性(レジスタンス率が最も低い属性)はトータルで見ればエクスプローシブになりますので、ロケットやオートカノンを使う場合はNAVYノヴァ弾やNAVYフュージョン弾を装填して戦うと良いでしょう。
例外なのはカイト艦全般とブリーチャー・スラッシャーくらいです。
ちなみにシールドタンク艦の場合は、大抵EMが弱点属性になるのでNAVYミョルニール弾やNAVY EMP弾を使うと良いでしょう。
ただし、ブリーチャーの場合はシールド・アーマー2層でタンクするタイプが多く、どちらかの弱点属性を狙い撃ちしても、もう片方の層で長時間タンクされてしまいます。
こういう場合はキネティックかサーマルを攻撃した方がトータルで見た時のダメージ量は上がりますので、併せて覚えておきましょう。


6.MASBとSAARで防御出来る時間は「約30秒」
MASB(中型補助シールドブースター)とSAAR(小型補助アーマーリペアラ)はFGがよく使う防御モジュールです。
これらのモジュールをオーバーロードした状態で絶え間なく回し続けた場合、MASBは最大約26秒で、SAARは約30秒で空になります
もちろん実際のタンク時間は相手の火力によってかなり前後しますが、少なくとも攻撃が貫通していなければ、こうした防御モジュールだけで30秒前後はタンク出来ます。
自分があと何秒タンク出来そうか(相手が何秒タンクしそうか)判断に迷った時の目安になりますので覚えておくと良いです。
ちなみに両モジュールの効果やスペックはこんな感じ。


・MASB(中型補助シールドブースター)
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回復量:2.6秒毎に161HP回復(オーバーロード時)
装填数:9個(海軍仕様キャップースター50を装填した場合)


装填したキャップブースターを消費する事でキャパシタを使わず回復出来ます。
無くても回復自体は出来ますが、T1FGの場合だと一度の回復でキャパシタのほとんどが無くなります。
裏を返せば10回までは回せるとも言えます。


・SAAR(小型補助アーマーリペアラ)
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回復量:3.8秒毎に172HP回復(オーバーロード時)
装填数:8個
起動コスト:40GJ


装填したナノマシンリペアペイストを消費する事で回復量が3倍になります。
無くても回復自体は出来ますが、回復量は装填時の1/3にまで低下します。
また、MASBと違いナノマシンリペアペイストを装備した状態であっても回す毎にキャパシタを消費します。
ただしMASB程消費量が激しいワケではないので、ナノマシンリペアペイストが切れた後でも割と3~4回くらいは回せる場合が多いです。
特にハルHPが多ければ、ハルで耐えている間にSAARをより長く回せます。(=より長くタンク出来ます)
これがハルタンクと併用される理由の一つです。(なのでオートリロードはちゃんと切っておく事!)
あとこれはアーマーリペアラ全体に言える事ですが、アーマーが回復するのはモジュールのサイクルが終わった後になります。(起動と同時に回復するワケではないので注意!)



さて、いかがでしたでしょうか。
今回はスタンダードFitを基にスペック面のお話を中心にしたのですが、次回はより具体的に各武装毎の基本的な立ち回り方や対抗策についてお話したいと思います!
でわでわ!


posted by shu oisibb at 17:33| Comment(0) | PvP考察集(Fit構築・戦術等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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