Phill Millem
知り合ったのは今から2年程前で、お互いFW地域であるBlack Riseを狩場にするT1FG専門のSolo PvPerとして出会い、私はBreacher、PhillさんはMerlinの使い手として約半年間、敵として戦いました。
戦績は3勝3敗の引き分け。
Phillさんは一度負けたとしても、Fitや戦法を改良して、次に戦う時は必ず勝ってみせるような人で、お互いの技術を高め合う事が出来る良きライバルでした。
https://zkillboard.com/kill/57016387/
https://zkillboard.com/kill/57062285/
https://zkillboard.com/kill/59506289/
https://zkillboard.com/kill/59695114/
https://zkillboard.com/kill/60998771/
https://zkillboard.com/kill/61106439/
Phillさんは、人間的にもすごく気の良い寛大な人で、私の事を「Bud(相棒)」と呼んでくれます。
本来、EVEは殺伐としたゲームであって、相手を騙したり、裏切ったりする事が当たり前であり、罵詈雑言が飛び合う事が日常茶飯事のゲームです。
それでも、勝敗に関わらず相手に敬意を表し、対戦を楽しむPhillさんの姿勢は、私のPvPスタイルに大きな影響を与えています。
【第5戦終了後・・・(ローカルチャットにて)】
Phill Millem > gf
shu oisibb > gf
Phill Millem > Your fights are always nice to worth the risk.
(君との戦いはいつもリスクを負うだけの価値がある。)
shu oisibb > you nice merlin rider.
(あなたは良いマーリン乗りだ。)
Phill Millem > thanks dude
shu oisibb > I am not good at English.I'm sorry if I was rude.
(私は英語が上手ではありません。失礼だったらすみません。)
Phill Millem > No probs... I'm brazilian.
(構わないよ・・・俺はブラジル人だ。)
shu oisibb > really?! I'm japanese.
(ホントに!? 私は日本人だよ。)
Phill Millem > Oh cool!
(まじか!)
Phill Millem > We are fighting from the distant parts of the planet!
(俺達は地球の遠い場所から戦ってるんだな!)
shu oisibb > yeah! amazing
(そうだね!すごい。)
【第6戦終了後・・・(ローカルチャットにて)】
Phill Millem > gf
shu oisibb > gf
Phill Millem > Man... my hands are shaking so much, that I barely could type "gf".... lol!
(いやぁ・・・あまりにも手が震えていて、やっと"gf"とタイプできたよ・・・w)
shu oisibb > lol me too!
(www 私も!)
己の力だけで戦うSolo PvPerにとって、強い相手に自分を認めてもらえるのは、とても名誉な事であり、相手と同じ感動や緊張感を共有出来る事は、単なる勝ち負けを越えた次元の喜びがあります。
それを教えてくれたのがPhillさんでした。
それ以来、私は対戦した後、相手に「良い(強い)と思ったところ」や「対戦して楽しかった」というポジティブなメッセージを送るようになりました。
誠意というのは伝わるもので、それから沢山の友達やライバルとの交流が始まりました。
私にとって、国や言葉や文化の違いを越えて、互いに尊敬し合える関係を築ける事は、どんな勝利にも替え難い、真に価値のあるものです。
Low-secの対戦相手や友人達との会話
あれから2年の月日が流れましたが、今でもPhillさんとの交流は続いています。
ただ、戦う事はもうありません。
それは、PvPerとしてお互いの実力を認め合った事で、私達の関係が「敵」から「友達」という形に昇華されたからだと思います。
多分、これからも戦う事はないでしょう。
でも、戦った事で感じた思いや経験は、今でも私の中で確かに息づいています。
私にとって、彼は目指すべきLow-secの"Honored Solo Fighter"です。