2018年10月10日

Low-sec Solo PvPに強いT1FGとFit構築時の指標

こんにちわ!shu oisibbです。
今日はLow-secのSolo PvPで強いT1FGと、私なりに考えるFittingのポイントについてお話をしたいと思います。



【強いT1FGとは?】

まず、戦績(zkillboard)の観点から考えてみると、12機ある軽量・攻撃型T1FGの平均勝率は約58%、単独撃墜率(Solo)の平均は約15%となり、これらの戦績を上回る船がSolo PvPにおいて優秀なT1FGという事になります。
この中で、最も勝率と単独撃墜率が高いT1FGはブリーチャーとトーメンター、次いでインカーサスやトリスタンとなります。
また、4機のTop Systemを見ると、大体8割がLow-secのFW地域で使われている事がわかります。

Breacher(ブリーチャー)
 -勝率65%、単独撃墜率26%、過去3ヶ月の使用者:約9000人
Tormentor(トーメンター)
 -勝率60.7%、単独撃墜率27%、過去3ヶ月の使用者:約7000人
Incursus(インカーサス)
 -勝率58%、単独撃墜率21%、過去3ヶ月間の使用者:12000人
Tristan(トリスタン)
 -勝率59.0%、単独撃墜率20%、過去3ヶ月の使用者:約35000人
 ※ただし、トリスタンについては、最近の勝率が著しく低いです。
  (現在、勝率48%、単独撃墜率18%)

つまり、統計的に考えれば、これらの船がLow-secのSolo PvPにおいて「強い船」であるという事になります。



【Fit構築時の指標(性能の基準)】

Solo PvPをする側(上記の船を相手取って戦う側)の立場から考えてみると、上記の船については単艦での戦闘能力が他の船より高く、1on1で交戦する可能性も高い船という事になるわけなので、例え自分が4機のうちいずれかを使うにしても、あらかじめFit構築の段階から各艦を仮想敵として考慮に入れておく事が望ましいという事になります。
では、その為の具体的な基準について、4機の性能や特徴を加味しつつ考えてみたいと思います。

まず、PvP艦の基本的なFittinセオリー戦い方についてはWikiを見てもらうとして、各船のスロット構成やスタンダードFitの特徴を確認してみましょう。

各船の代表的なFitの特徴 (EVE Online Japan Wikiより)
Breacher(ブリーチャー)
 -主武装:ロケット+ドローン2機(攻撃範囲:スクラム圏内全域、DPS約120)
 -防御方式:シールド・アーマータンク(実効ダメージ約4500以上タンク可能)
 -速度:1200m/s前後(MWD装備時:約3500m/s)
 -スロット構成:3/4/3
 -主な戦い方:近距離カイト型(ただし至近距離の戦闘も可能)

Tormentor(トーメンター)
 -主武装:ビームレーザー+ドローン2機
  (攻撃範囲:5000~9000m以上、DPS約200)
 -防御方式:アーマー・ハルタンク(実効ダメージ約3000以上タンク可能)
 -速度:1100m/s前後(MWD装備時:約3300m/s)
 -スロット構成:3/3/4
 -主な戦い方:近距離カイト型(至近距離での戦闘不可)

Incursus(インカーサス)
 -主武装:ブラスター+ドローン1機(攻撃範囲:0~4000m台、DPS約200)
 -防御方式:アーマー・ハルタンク(実効ダメージ約4500以上タンク可能)
 -速度:1100m/s以上(MWD装備時:約3300m/s)
 -スロット構成:3/3/4
 -主な戦い方:至近距離型

Tristan(トリスタン)
 -主武装:ドローン5機+タレット or ニュート
  (攻撃範囲:40km以上、DPS約180)
 -防御方式:アーマー・ハルタンク、カイトFitの場合は主にシールド
  (実効ダメージ約3500以上タンク可能)
 -速度:1000m/s台(カイトFitでMWD装備時:約3300m/s)
 -スロット構成:3/3/3
 -主な戦い方:至近距離型~カイト型、及びニュート型



これらの船の特徴や性能を比較してみると、(AB・スクラム・WEBを装備してるとか、ダメコンを載せてるとかの基本は除き)概ね下記のような共通点がある事が分かります。

(全艦共通)
・Mid slotとLow slotが3~4つ備わっており、Fitの拡張性に優れている。

(部分的に共通)
(1).オーバーロード時のDPSが200を超えるか、約4500以上の実効ダメージをタンク出来る。
(2).AB装備時の最高速度が1100~1200m/s台に達し、MWDを装備する事で3300m/s以上に達する。
(3).主武装の有効射程距離がスクラム圏内全域をカバーするか、それ以上に達している。

特に、上記(1)~(3)の条件をより完璧にクリアしている船は、それだけ戦績が優秀な傾向にある事がわかります。

つまり、Low-secのSolo PvP用にT1FGのFitを構築する際は、これらの条件を基準にして「攻撃力/防御力」「スピード(レンジコントロール性)」「射程距離(交戦レンジ)」を考えていけばよいという事になります。

さらに突き詰めていけば、上記(1)~(3)の条件のうち、普通に組んでいては達成できない要素を、何らかの別の方法で擬似的に補い、上記の前提を覆す事も有効であるという事になります。(Dual WEB Fitのケストレルやカイト艦等)

ちなみに、私がSolo PvPでよく使っているブリーチャーのFitは、基本的に上記の条件に基づいており、(1)と(2)の条件を確実に達成させる為に、防御力と速度に重点を置いています。
こうなった理由は他にもあるのですが、それについては、次回の内容にも関わってくるので、その時に詳しくお話したいと思います。



(続く)
posted by shu oisibb at 03:22| Comment(0) | PvP考察集(Fit構築・戦術等) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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